Atama+で思うこと
春からAtama+の利用をし始めて、今思うことがあります。
今回は2回にわたって、このことをお伝えできればと思います。
もちろんAtamaプラスについて「これはすごい」と思ったから導入したんです。
私たち個別の授業では、
①説明をして
②問題演習を見て
③わかっていないところを見つけて解説をして、
④もう一度今やっているところの問題に取り組む
この流れを授業の中では行っています。
この③のところに先生の「うまさ」が出ます。いかに正確に生徒のできていないところを判断し、的確に、わかりやすく理解できていない内容の復習を説明します。
過去の内容を「8割」理解できていれば前に進むのか「6割」の理解でも進むのか、それは単元や本人の資質によっても変化します。
その生徒に合わせて確実に、着実に力を身につける方法を身につけさせられるか、それが腕の見せ所です。
しかし業界として申し訳ない話、「個別指導」という形態で「ベテラン」という講師はとても少ないのです。
ビジネスモデル上、個別指導の学習塾はフランチャイズの形態をとっており「本部は教室長1名+アルバイト」の形での運営を勧めます。(売り上げが大きい業態ではないので、よほど大人数の校舎でなければ社員を2名も雇えないから)
また「社員」=「教室長」は管理をする人で授業はしない、という教室もいっぱいあります。
さらには個別指導塾の社員は「出世」というものも非常にしにくい業態のため、何十年もそこで働く、ということがほぼ不可能な状態となります。
そうすると、「自分がオーナーで個別指導の学習塾の教室長をやっている」という人しかベテランは生まれてこないでしょう。
「個別指導」と言われる業界に講師として働いている人が何人いて、その中で15年以上最前線で授業し続けています、という人が何人いるでしょうか。不思議な世界です。
というわけで、話は最初に戻りますが適切な③を行える人は本当に少ないでしょう。
何なら②のところでも危ないものです。(ちゃんと問題演習を見ていない、ということ)
じゃあAtama+だと、それをどのように行うのか、そこにヒミツがあり、そして限界もあるのですが、次のブログへ行きましょう。