大学受験情報 12/6

2025年12月06日

2025年 河合塾発表

*10月中旬実施の「第3回全統共通テスト模試」でのアンケート

河合塾さんが今年の大学受験生の動向を公表したので、まとめました。

【受験者数】

全体人数は23万4453人と昨年とほぼ同数。

国公立では前年比98%と微減

私立は前年とほぼ同数。

東大・京大など難関大学で減少する傾向がみられた。国公立を避け、私立大に志望する受験生が増加している。また共通テスト利用方式を選んだ生徒が1割近く増加していることから、安全志向が働いていると言える。

【志望するの学部傾向】

コロナ禍では医療系を中心とした理系の志望者が増えたが、昨年より文系人気が上昇。「文理均衡」状態から、若干ではあるが「文高理低」の状態となった。

 学部で見ると、卒業後の民間就職を念頭に置いた「実学系」(法・政治・経済・経営・商など)の志望が増えている傾向だ。

 国公立で学部を見ると

〈国公立〉

  • 心理が前年より123%増と大幅増加
  • 芸術・スポーツ科学系も105%と増加
  • 理系では工学系全体は横ばいだが、生物工学・生命工学などは111%と人気が上昇した学部もある
  • 医療・看護・薬学などの医療系はコロナ禍の人気の反動からか前年より減少している

 地域別では

〈中部圏〉

 関東や関西に比べ、私立大学の数が少ない中部地方では国公立の人気が根強く、前期日程では多くの大学で志望者が増えている。

【全体のまとめ】

 そもそも大学受験が推薦・総合型に比重を置き、年内合格の人数が増えたことから「早く決めたい」→「安全に決めたい」という思考の流れになっているようだ。

 また学部についても「文高理低」の傾向とあるが、もともと高校を見れば「文系・理系」の割合は2:1ぐらいだった。それがコロナ禍もあり、また理系志望の生徒が増えたことで「文理均衡」となっていたのだ。よって文系の高校生が減少し、文系の学部は若干入学しやすくなっていた。これにより文系に流れる高校生が多くなり今の状況を産んでいる。

 また就職を考えたうえでの学部選びはとても重要であり続けるだろう。「学びたい学問を高い専門性で学ぶ」という大学の役割とは異なってくるが、「どの大学に行けば就職に有利か」の視点で大学や学部を選ぶ風潮は強まると思われる。

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