第1回進路希望調査が出ました!

2025年10月17日

 このご案内は、当塾の中学1年生~3年生の保護者様に配信した内容の一部となります。

【公立高校 第1回進路希望調査 発表】

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 10月16日に、第1回進路希望調査の結果が発表となりました。以前は各中学校で5月末に記入した「進路希望調査」の結果でしたが、今回の調査を見ると「9月10時点」となっているので、いつ中学校で書いた進路希望調査かわかりません。夏休み前後のかな?

 進路希望調査を書いたタイミングによって、今年は大きく変わるのでぜひ知りたいところです。今年度の4~6月くらいまでは「私立高校無償化になるよ」という話が確定的にされていたのですが、選挙が行われてからパタリとその話はなくなってしまいました。おそらく今の3年生から私立無償化、というのはなくなりそうです。それでも公立高校が今年度から完全無償化になっていますので、このまま放置するわけにもいかないので、今の中学2年生から、遅くとも中学1年生の子たちが高校生になる頃には無償化になっていると思います。(私立高校が黙っていないでしょうしね)

 それでは【概況】からお伝えしてまいりますが、完全に文章だけで「論説文」みたいになるので、「長いな!」と思われる方は読み飛ばして頂いて結構でございます。

【概況】

 私立高校の無償化の話がでた以上、もちろん「私立高校第1志望」の生徒が増加するので、公立高校は大きく志願者を下げることになるでしょう。「そりゃそうだ」と思うでしょう。しかし!進路希望調査を書いたことのある中学3年生はわかると思いますが、進路希望調査は「公立高校」「私立高校」のどちらも記載する形式になっています。心の中では「私立高校第1志望」と思っていても、公立高校も書いているのです。 全体数を見ても1.8%しか減っていません。 本当に私立高校が無償化になったら、絶対にこんなものではすみません。

 とりあえず全体数からいえることは、公立高校よりも私立高校・専修学校・通信高校などへの選択をする人が増えている。ということくらいです。

【見るべきポイント】

 ではどこを見ればいいのでしょうか。それはやはり「それぞれの高校のデータ」です。中でも「今春倍率」(昨年度の最終倍率のこと)です。 ちなみに倍率は「第1回進路希望調査」→「「第2回進路希望調査」→「最終倍率」と進むにつれて、ほとんどの高校が下がっていきます。

【余談ですが】

 この「第1回進路希望調査」を受けて、来年度の定員が決定します。おそらく来週の火曜~木曜くらいに発表になると思います。もちろん私の方でお送りしてまいります。

【近隣高校を一つずつ見ていきましょう】

 本当に進路希望調査を調べようと思うと、昨年の進路希望調査と照らし合わせる必要があります。

 と、いうわけで照らし合わせてみました。

「丹羽高校」 *昨年は、定員280名で20名が定員割れ

 今年度の「第1希望者:204名」、「第2希望者:107名」となっています。合計で311名です。 昨年の第1回進路希望調査のときは「第1希望者:183名」「第2希望者:132名」となっていましたので、合計数も315名と若干昨年の方が多かったのです。

 しかし、第1志願者数が増えたことは朗報です。おそらく近隣生徒の希望者数が増えたのではないかと考えられます。丹羽高校はそのほとんどが自転車通学の生徒になります。近隣からの生徒を集めることが生命線になる高校なので、悪くない傾向と言えます。

 ただ定員280名のままであれば、おそらく定員割れとなるでしょう。一クラス減らす(40人減らす)ことになると、定員はぎりぎりで確保できる形となります。

 いつも言っていますが、定員割れするから受験勉強が楽になるわけではありません。高校で勉強する以上、中学の内容はある程度理解しておく必要があります。そのためにはしっかりと勉強に取り組まなければなりません。

「尾北高校」 定員は「普通科:240名」「国際教養科:40名」

 普通科の定員を上げてくれよ。と強く言いたい高校です。駅近人気校の尾北高校は、この高校でしかありえない状態を見事に保っています。もともと「勉強しよう!」「国公立を目指そう!」という雰囲気に欠ける高校なので、普通であればレベルは下がっていくはずなのです。しかし人気校なので生徒のレベルは年々少しずつ上昇します。そうすると定期テストはそれなりに頑張る生徒が増え、内申点の高い生徒が増えていきます。そこに「国公立目指そう!」の高校ではないので、私大推薦もどんどん出していきます。こうして「高校は楽しく、大学に行きやすい高校」が完成しました。

 さて尾北高校は今回の進路希望調査で「第1希望者:356名」「第2希望者:356名」でした。昨年はどうだったかというと「第1希望者:339名」「第2希望者:371名」

増えてます! 第2希望者だけ見ると、丹羽高校は昨年と今年で25人減っている。尾北高校は25人増えている。丹羽高校が減った25人はここにおったんか!と言いたくなる数字です。

 もちろん倍率は今より下がっていきますが、昨年よりは若干高くなるのでしょう。今年も尾北の受験は厳しい戦いになりそうです。

「小牧高校」 昨年の定員は280名 昨年は始めて3名の定員割れとなりました。

 小牧高校は昨年の数字から見ていきましょう。

 昨年度の第1回進路希望調査 「第1希望者:268名」「第2希望者:448名」 だったのです。

 合計716名が希望していて、最終的に定員割れとなりました。原因はいろいろありますが、要は第2希望者にしていた生徒たちが第1希望の高校に合格した、ということでしょう。そう、丹羽高校と小牧南高校です。小牧南高校は昨年定員割れしませんでしたが、倍率は高くありませんでした。丹羽―小牧、小牧南―小牧と受験した人たちは、ほとんどが第1志望に合格ましたので、第2志望にしていた小牧高校に落ちてきませんでした。それでもぎりぎりの数字なので、さすがに読み切れませんでした。 

 では今年を見てみましょう。

 今年度の第1回進路希望調査「第1希望者:252名」「第2希望者:467名」でした

 昨年と同じ定員(280名)のままとなると、このままだと今年も危険な気がしてきます。

「江南高校」 

 ここからは人気の上位校2校を見ていきます。まずは江南高校

 江南高校も昨年度の数字から見ていきましょう。

 昨年度 第1回進路希望調査 「第1希望者:456名」「第2希望者:168名」

 今年度 第1回進路希望調査 「第1希望者:437名」「第2希望者:147名」

 どうでしょう。若干減っています。

 この辺りが私立高校無償化の影響でしょう。江南高校以上は、私立無償化になっても定員割れまではいかないでしょう。しかしこのように志願者は減少します。名城・中京・名古屋・大成のラトナディアなど私立高校を第1にする生徒も少なくないでしょう。焦って定員を減らしたりしないことを祈っております。

「西春高校」

 西春高校も昨年度の数字から見てみましょう。

 昨年度 第1回進路希望調査 「第1希望者:337名」「第2希望者:312名」 希望者合計:649名

 今年度 第1回進路希望調査 「第1希望者:338名」「第2希望者:287名」 希望者合計:625名

 江南高校同様に減っています。少子化はもちろん、先ほどと同じように私立無償化の影響は避けられません。また西春高校は名古屋市も近いので、名古屋市の高校の人気が高まっている影響も受けています。

【総評】

 このように、昨年の進路希望調査を対比することで見えてくることが多くなります。今年度が「定員が変わらなければ」、市立高校無償化の影響で公立高校は入りやすくなります。

 しかし、これもいつもお伝えしていますが「高校に入ることがゴールではありません」。それからの勉強の方が難しく、また次の大学入試は本格的に就職につながる。つまり人生につながっていきます。高校を選ぶ際にも、自分の将来の選択肢を考えて、どのような選択が正しいのかを見据えて選択しましょう。

 今回は中学1・2年生の皆様にも配信しております。 「たのしそうながっこう~」だけで選ぶことにないようにしてほしいと思います。

【追記】

 当塾の生徒様には、その他の高校についての情報は、面談等でいつでも聞いてください。「この高校の情報が欲しい」とおっしゃっていただければ、その高校の「調査シート」をお渡しさせていただきます。

 

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