進路相談も塾の仕事
当然ですが、進路相談も塾の仕事です。
ここで一つお断りしておきます。
進路相談とは「行きたい高校に行けるかどうか、どうしたら行けるか、を伝えるだけではありません」
保護者様のご意見、本人の意見を聞いて一緒に将来を考えるのが進路相談です。
そのためには学校の先生も塾の先生も、もっと高校や大学のことを知らなければなりません。
まずどんな進路があるのかをしっかりと知り、お子様にどのような進路が良いのかを一緒に考えていく必要があります。
以下はほんの一例ですが、皆さんの周りにいる進路を相談できる方は知っているでしょうか。
・ 公立高校の普通科から就職は、求人数が非常に少ない
・ 公立高校の普通科といっても、そこでの勉強方法、フォロー体制、進学の方針によって勉強の進度や教科数、大学入試の推薦のもらいやすさが全然違う
・ 偏差値52の普通科高校と、偏差値42の普通科高校で、大学の推薦基準となる評定は同じ場合がある。
・ 私立大学志望なのに共通テストを受けると、勉強の負担になることが多い
・ 商業科、工業科、総合学科などの専門学科でも大学には進学でき、ほぼすべて推薦で合格する
・ 総合学科は選択しが多く、やりたいことを探せるイメージがあるが、1年生の中旬までにコース(系統)を決めるので、実はかなり早い段階で将来の道筋が決まる。
・ 大学受験では、志望校を決めるだけでなく、どの方式で、どの日程でどのような受験を目指すかを一校ずつ決めなければならない。それを公立高校は基本的に自分で行う。
・ 同じ進学校の普通科でも進みが違うので、3年生の夏にまだ大学受験の範囲が終わっていない。
・ 家から近い、はとても安心で大切なことだが、通学の1時間をどう使うかで無駄にはならない(逆に早く家についたからと言って有効に時間を使えなければ意味がない)
・ 専門学科の教科数や進度、例えば工科高校の3年生の数学のテストは点数を取るのは難しくない
・ 一宮工科からでも名城の電気電子の推薦枠がある。ほかにも愛工大や中京大もある。ちなみに名城の電気電子は普通科高校から入るのはなかなか難しい。
・ 家から近い、とか駅から近い、というけれど本当にどのくらい時間がかかったり、どういう道順でいくか知っているか?
こんなん上げたらキリがないのです。名古屋の学校の情報、私立高校の情報、大学の就職の話・・・
私が進路のプロだと自負するのは、今でも情報を集めて勉強しているからです。
進路の相談、私の塾の一つの特徴でもあります。