進路希望調査から見える高校入試
10月の中頃に進路希望調査の第1回が発表覚ました。
第2回は12月に発表になります。
進路希望調査が発表されると
「今回はこの高校は倍率が高い」と志望校を変更する生徒も出てきます。
逆に言うと、受験生にとってはそのくらいの情報しかわかりません。
今回少しまとめておきます。
【募集人数減となる高校が続出】
中学3年生人口の減少に伴い、1クラス分(40人)生徒が減る高校が多くあります。
しかもそれなりの人気校が募集減ということで衝撃が走りました。
一部紹介します。
松蔭高校
中村高校
天白高校
名古屋南高校
山田高校
小牧南高校
一宮北高校
あおい学院に在籍する生徒の中で影響を受けそうなところを上げました。
それ以外にも、募集減というよりは新設コース設立で普通科が募集減となるのが
惟信高校
美和高校
です。
それぞれ「未来探求」「地域探求」というコースを設立するため、普通科クラスは一クラス減ります。
募集減も、小牧南や一宮北は定員割れをしていたのでわかりますが、それ以外のところはそれなりの人気校。
おかしいじゃないか!
と声が聞こえてきます。人気校ということは、志望している人も多いわけですからね。
しかしそれが公立高校の特性でもあります。
本来、公立高校のレベルに差などないのです。地域の住民のために、どの地域の生徒も通いやすいように設立されているのが公立高校。
そうすると、地域の子どもの数が減ると当然にクラスが減ってしまうんですね。
(本当に中村区の人口統計を見てみると、確かに減っていますが、ここ数年はそんなに変わっていないような。つまり他にも募集人員減には複雑な理由があるようです)
どちらかというと、海部・津島方面を中心に地方からも名古屋の高校への人気が高まっている中で、この募集人員減は衝撃です。
レベルを一つ下げるか?
いや、私立高校のレベルの高いところへ行こう。
そんな風になりそうな気がしてなりません。