受験直前に向けて
いよいよ私立高校の一般試験直前になりました。
今一度私立高校の受験日程を貼るとともに、直前の中学3年生に向けたメールをご紹介します。
直前の過ごし方について、お伝えしたいと思いますので是非ご一読くください。
【生活面】
「普段の生活を変に崩さないこと」
よく一週間前や二週間前から、受験と同じ時間に起きて勉強する。という話を聞きます。そういった準備をできている子は、素晴らしいと思います。ですが、そういった準備をしてこなかった方。急に生活リズムを変えると体に負担がかかります。もちろん早く起きなければならないので、多少早く寝る。というのはいいと思いますが、極端に早く寝る。普段食べ慣れていないものを食べる。普段と違う時間に食事をする。など大きな変化には体は敏感で、余計眠れなくなったりします。
特に普段から一定の生活リズムを作っている子は少し気を付けたほうがいいでしょう。
【食事面】
「糖質は眠くなり、硬いものは目を覚ます」
前述の通りで、特にこれを食べたほうがいい、というものはありません。炭水化物などの糖質を含むものは血糖値を上げ、インスリンを分泌させるため眠くなります。お弁当には炭水化物は多く入れない方がいいでしょう。
また硬いものを嚙むことで、あごの筋肉を使い、脳に刺激を与えます。そのため目を覚ます一つの手段と言われます。受験日の当日にするめやガムを食べる、ということを聞いたことがあるかもしれませんが、それなりの理由があるんです。
【勉強面】
「全体を思い出すことを中心に」
前日に勉強を一生懸命したらすごく点数が伸びる、というものでもありません。では何をしたらいいのか、ということをよく質問されます。私はいつも「全体を思い出す勉強を」と伝えます。教科書やノートをぺらぺらめくって読みながら「こんな内容だったな」「この時に先生がこんな話をしていたな」などと、思い出していきます。その中で数学などで不安なものがあれば解いてみるのもいいでしょう。散々やってきた過去問も解いていると時間があっという間に無くなり、中途半端な気持ちで終わることになるので、全体をどうやって解いたのか、その時のノートなどを見ながら思い出してみてください。
【精神面】
「私はすべてやり切った」
寝る前に不安になる必要はありません。皆さんは限られた時間、各々の能力の中で本当によく頑張ったと思います。性格的にはお人好しか?と思えるほど良い子たちで、緊張感に欠ける一面もあります。それでも例年以上に解いた問題数も多く、努力しています。
ここまででやれることは全てやり切りました。よく頑張りました。
受験前はゆっくり寝て、当日を迎えてください。